最終更新日 2024年4月30日 by andiwa
ゴールド積み立ては、その資産価値の変動が少ない金を利用して効果的に資産を運用することができる方法として注目されています。
最近では様々な会社からこのサービスが提供されており、そのほとんどは毎月決まった額を投資することで自分の金資産を増やすことができるものとなっており、一度に金を購入する資金がなくても簡単に金資産を増やすことができるものと注目されているのです。
毎月の投資額が安定するゴールド積み立て
また自分である程度のまとまった量を購入するのではなく、毎月決まった額を投資することによってその相場に合わせた量の金を買い増すことができるため、毎月の投資額が安定するといったメリットもあります。
そのため一般的にこのような資産に投資をする際に陥りがちな出資タイミングの誤りなどを防ぐことができ、さらに長期にわたって同じ金額の投資を行うことからその変動リスクを軽減することができると言うメリットも得ることができるのです。
加えて金の価格が安いときにはスポット購入の形で買い増すこともできるため、毎月の決まった額のほかにさらに多くの金額を投資することが出来るのもメリットとなっています。
そのため自分の経済状態や資産の運用に対する考え方に合わせて購入することができるため、一度に多くの金額を投資することができない場合でも効率的に利用できるのがポイントです。
そのためゴールド積み立ては近年非常に人気の高い投資方法となっているのです。
しかし、ゴールド積み立てには様々なデメリットもあるため、この点も十分に意識をしておくことが必要です。
リアルタイム取引が不可能な場合が多い
これは本気で効率よく金に対する投資を行い、資産を効率よく運用しようと言う人にとっては大きなデメリットとなってしまうことが少なくありません。
その1つは、リアルタイム取引が不可能な場合が多いと言うことです。
金は比較的その価値が安定しているとは言え、様々な通貨の価値の変動や経済状態の変化によって相対的な価値が変動するものとなっていることから、1日の中でもその価値が変動するため効率よく購入するためにはリアルタイムで有利な金額の時に購入するのが最も良い方法となっています。
自分で金を購入したり、もしくは売却しようとする場合にはこのリアルタイム取引を利用して効率よく売却したいと考えるものですが、ゴールド積み立ての場合には一般的にはその運営会社が発表している小売価格で購入する形となっており、リアルタイム取引に比べてタイムラグやその他の状況が変化することが少なくありません。
すなわち自分で金を保有し売却をしたり、もしくは自分自身で購入する場合に比べて市場価格に追従しにくいといったデメリットがあるのです。
様々な会費や手数料が必要になる
2つ目は、様々な会費や手数料が必要になると言う点です。
運営会社との取引の契約を行っていることになることから、まずはその会員になって取引を行うことが一般的となっています。
またすべての取引は運営会社を通じて行うことから、そのための会費や手数料が発生することが多いのが特徴です。
ただしこの点は様々なサービスを利用することでこれらの費用が優遇されることもあるため、運営会社の取り決めに従って行うことが必要となります。
ゴールド積み立ては自分で金を保有するのではなく、運営会社がそれぞれの会員が購入した金を預かって様々な形で運用することが多くなっています。
自分で金を購入した場合には自分自身で保管をしなければならず、高額な貴金属であるために銀行の貸金庫を利用したり、また運用などをする場合には自分自身で様々な運用先などを選びその取り決めなどを行わなければなりません。
金は保有しているだけでも貴重な財産となる
金は保有しているだけでも貴重な財産となるため、資産価値を維持することができるものとして人気ですが、運用をすることでさらに様々な利益を得ることができるのも実態です。
しかし自分自身で運用を行うとなると様々な契約やこれに関する手続き、及びこれに付帯する手数料等が発生することもあるため非常に難しい手続きをいくつも行わなければなりません。
しかも不慣れな場合には様々な問題に直面することも多く、場合によってはせっかくの資産を失ってしまうといったトラブルに巻き込まれることも多いので注意が必要です。
これらの面倒な手続き等を運営会社に全て任せることができるほか、運営会社の運用によって得た利益の1部は会員に配当の形で還元されることも多いため、会員は単純に毎月決まった額を出資するだけで自分で運用をする場合に比べ高いメリットを得ることができる可能性も大きいのが特徴です。
まとめ
ゴールド積み立ては、長期的に金を利用して資産運用をしようと言う人にとっては非常に効果的なものとなっています。
短期間で見ると様々な価格の変動に対してその追従性が悪かったり、リアルタイム取引ができないために効率が悪いと考えることも多いものですが、信頼できる運営会社を選びそのメリットとデメリットを十分に理解した上で利用することが、長期的に効率の良い資産運用を行うことにつながります。
