世界中で命を救う活動をしているUNICEF

最終更新日 2024年4月30日 by andiwa

1.UNICEFが実際に行っていることとは?

世界には紛争で家を失った難民が多くいたり、満足な食事も与えられず学校に行けない子どもが多くいます。
そうした人々のほとんどは一般の国民で、紛争や飢餓に巻き込まれた弱い立場の人々です。

現地の政府からも支援を受けられず、一日を過ごすだけでも命がけの状態と言えるでしょう。
このような困っている人々を助けるために、世界の様々な国や地域で活動している団体がUNICEFです。

UNICEFは本部を頂点として世界中に支部を設けており、日本国内にも存在しています。
基本的な日本国内での主な活動は、世界中で困難に直面にしている人々を救うための募金です。

街頭やテレビ番組を通して、募金を呼びかける光景を一度でも目にしたことがある人は多いでしょう。
実際に街頭の募金箱にお金を入れたことがある人も、日本人には少なくないはずです。

国内で集められたお金は、宣伝費や人件費などの経費を引いてから海外の本部に送られます。
その後は支援のために必要な物品を購入して、世界中の人に届けて多くの人の命を救っています。

日本で募金したわずかなお金も、様々な流れを経て多くの人のために使われているのが実情です。
もう少し一つ一つの流れを詳しく見ていくと、UNICEFについての理解が深まります。

2.毎月一定の金額を支援するマンスリープログラム

一般的にイメージされるお金を集める方法は、街角で行われている募金活動でしょう。
しかし街頭での活動だけではなく、クレジットカード・銀行振込・コンビニ払いなど数種類の方が用意されています。

インターネットバンキングや各種ポイントを使った方法も用意されており、最も募金しやすい方法を自分で選ぶことができるでしょう。
また毎月一定の金額を支援するマンスリープログラムもあり、申し込みをすると自動的に募金できます。

マンスリープログラムで送ることができる金額には3,000円から30,000円までいくつかあって、それぞれで支援内容も異なります。
継続的に支援したいけど毎月手続きをするのは面倒な人は、マンスリープログラムへの申し込みを検討しましょう。

募金したお金の使い道は、方法によっては指定することも可能です。
例えば特定の地域で起きた災害の被災者を支援したいと思ったら、緊急・復興募金です。

緊急・復興募金は自然災害や紛争によって被害に遭った子どもたちを支援する目的があり、特定地域の人々を対象にすることができます。
テレビのニュースで被害状況を見て支援したいと思ったときなどに、緊急・復興募金を利用すると良いでしょう。

他にも保険や栄養など特定の分野を支援するために募金をしたり、活動全体を支えたりワクチンや毛布など支援物資を指定することも可能です。

3.継続的に活動していくためには経費が必要

このように募金した人々の意思を反映した支援を届けようと、UNICEFはきめ細かな対応をしています。
しかし一般の人々に理解されにくいのは、集めたお金を全額支援に使わないところです。

一般的な日本人の感覚だと、募金したお金は全額世界中で困っている人々のために使われると思いがちですが、継続的に活動していくためには当然ながら経費が必要です。

例えばテレビやラジオで募金を呼びかけるCMを作るためにもお金は必要ですし、スタッフの人々にも生活があり給料を支払わなければいけません。
膨大なお金をかけて募金を集めているわけですから、活動を支えるために経費を引くのはと当たり前と言えるでしょう。

日本ユニセフもこうした批判は承知しており、近年は経費の削減に努めて支援額を増やし続けています。
その結果今では日本国内から本部に届けられるお金の金額は、世界中にある支部の中でもトップクラスとなっているほどです。

4.わずか100円でもワクチンを数本用意できる

世界中で苦しんでいる人々を助けられているのは、日本での活動があるからと言っても過言ではありません。
これからも世界中の人々を助けて行くためにも、デマに惑わされず募金を続けていくことが大切です。

日本から本部に集められたお金は、支援のために使われる物品を購入してから届けられます。
ホームページでは、どれぐらいの金額でどんな支援が可能か紹介されています。

募金をしたけどどのように使われるからわからないから不安に感じたり、わずかな金額だと本当に有効に使われているのか気になる人もいるでしょう。
そんなときにホームページを見れば、金額と支援内容の目安が一目でわかるので不安が解消できたり、納得して募金をすることができます。

わずか100円でもワクチンを数本用意できるので、その結果子どもたちの病気を予防し命を救うことに繋がります。
募金は金額ではないと言うことが、ホームページを見れば身にしみてわかるでしょう。

紛争地域や自然災害の被災地では、今この瞬間も世界中からの支援を待っている人々が多数います。

そうした人々を一人でも救うためUNICEFは、日本を始めとする世界中にいる人々の善意を届けるために、国内外では募金を集め紛争地域や被災地での支援活動をしています。